アウトソーシング系エンジニアとして派遣会社で働いて感じたこと
この記事では、アウトソーシング系の技術派遣会社ってどうなの?っていう疑問にお答えしていきます。
約8年間アウトソーシング系エンジニアとして働いてきた私が、思ったこと・感じたことをまとめましたので、是非参考にしてください。
メリット・デメリットも包み隠さず、お話していきます。
私が入社した会社は業界では有名な大手技術派遣会社
お話に入る前に、私の当時の現況を少しだけお伝えします。
私は高卒で地元の企業に就職し、わずか2年目で会社が不景気になり、希望退職が始まったため退職金がたくさん貰えるこのタイミングで会社を辞めました。
3交代制のマシンオペレータの仕事だったので、これを一生続けるのはきついなぁと考えていたことも背中を押しました。
しかし、転職と言っても20歳前後で何の技術も持っていなかった私は、この先一体どうすれば良いのか非常に悩みました。
強みは若いこと。それだけでした。
辞めてから1ヵ月間、求人雑誌を眺めていました。
そして大企業の開発部門に潜り込みたい。漠然とそう思ったのです。
しかし当時は就職難で、大企業は高学歴でないと、特に開発部門には就職できませんでした。
そこで発見したのが、技術派遣会社です。
大手の開発部門で働ける。そう思って転職を決意しました。
結果、8年間大手企業の開発部門に携わり、売り込んで強気に転職できる技術を見に付けることができました。
アウトソーシング系技術派遣会社のレビュー
アウトソーシング系技術派遣会社の面接とは
面接はすぐに合格しました。
内容は覚えていませんが、人材を派遣してなんぼの世界なので、未経験であろうが若い人材は面接を落とされる要素は殆どないと思います。
アウトソーシング系技術派遣会社の出向先の決め方とは
もちろん、企業によって異なると思いますが、まず希望の地域を決めることから始まりました。
実家住まいでしたが、最悪の場合、家を出る事を承諾しました。
そのほうが、対象範囲が広がるためです。
私は、実家のある近畿圏内で希望を出していました。
希望の地域をはっきりと伝えると良いです。
就職してからしばらく待機状態でも、給与は支払われます。
暫くすると大企業の面接が入りました。
そこの課長と面接が始まり、未経験ですが、一から頑張りたいと伝えたところ、採用していただけることになりました。
若いからいくらでも覚えられるし、頑張ってみるかと言ってくださいました。
ここで思ったのは、大企業ほど、未経験を採用してくれると思います。
人材が不足しているので、猫の手も借りたい状態なのです。
むしろ、中小企業の方が技術を求められます。
アウトソーシング系技術派遣会社は初心者でも大丈夫なの?
基本的に、面接のときに未経験ということを伝えておけば大丈夫です。
未経験でも頑張る意思は伝わるものです。
間違っても、経験があるとか嘘をついてはいけません。
自分が惨めな思いをするだけです。
気になる派遣社員の扱い

これは、配属先の企業によります。
私が配属されていた企業では、派遣の人間だから重要な仕事は任せられなことは無く、むしろ社員同様に働かせていただきました。
同じフロアには、何百人といる大企業でしたが、その中の半数、いや1/3以上は派遣の人間だったと思います。
さまざまな派遣会社の人間が集まっていました。
配属先の企業によっては、派遣は正社員と同じ仕事をさせてもらえない企業もあったようです。
私の知る限りでは、〇菱電気など。地域によると思いますが・・・
アウトソーシング系技術派遣会社の給与は高いの? 安いの? 手当はどんな感じ?
給与に関してはそれなりに満足していました。
23~31歳まで働きましたが、25歳くらいから約500~580万円いただいていました。
ただ、月平均で50~80時間は残業しておりました。残業代は全ていただけました。
つまり、残業でお金を稼いでいたのです。
高卒25歳で500万円貰おうと思ったら、結構難しいのではないでしょうか。
若い頃は、正社員より給与が多かったです。
30歳くらいで抜かれていきます。
激務でしたが、みんな仲が良く、楽しかったので残業はそれほど苦では無かったのです。
賞与は年2回、4カ月分はありましたので、まぁ平均でした。
会社都合で実家を出たので住宅手当があり、家賃は格安でした。
資格手当もあり、どの資格をとればいくらもらえるか記載されておりました。
上限は5万円で、私は激務の中、お金のためにいろいろ資格を取得しました。
そのおかげで、25000円の資格手当を貰えました。
一時金ではなく、毎月25000円です。
お金をいただける資格は、それなりに難しいものばかりなので、今思うとあれだけ仕事をしながらよく資格がとれたなぁと自分でも感心しています。
- 家賃手当(会社都合で家を出た場合に限る)
- 資格手当(資格一覧表記載の対象のみ)
- 残業手当(基本的に全額)
- 各種保険は加入されている
アウトソーシング系技術派遣会社は長時間残業があるの?
今は法律が厳しく、そこまで激務な企業は少ないのではないでしょうか。
20代は、少々無茶をしても、体力的には問題ありませんでした。
体力面よりも、むしろ精神面に気を付けなければいけません。
何度か徹夜も経験しました。
こういった状況を乗り越えた経験は、「自信」になります。
アウトソーシング系技術派遣会社で賢いと思う働き方
技術を習得しながら、2~3年スパンで会社を変えることがベストです。
経験値があなたの財産になります。
面接官の立場で考えてみてください。
5社開発部門を経験した人間と、1社を経験した人とどちらを会社に迎えたいですか?
5社を経験した理由や内容をしっかり述べ、アピールすれば、間違いなく加点ポイントです。
1社を長く続けて偉いなぁと思うかもしれませんが、5社経験した人とは、はっきり言って知識量は雲泥の差です。
私は居心地が良すぎて8年も在籍してしまった、残念なパターンですが。
人間は慣れたところから動きたくない性質があります。
でもどうせ派遣で働くなら数社経験することをオススメします。
もちろん、部署移動や違った経験をさせてもらえるのなら、1社でも良いと思います。
アウトソーシング系技術派遣会社の経営は安定しているのか
安定という点では、少し不安が残ります。
派遣業は景気が良いときは、基本的に業績は右肩上がりです景気が悪くなると、正社員より先に、派遣社員の契約が打ち切られます。
リーマンショック時、派遣の人間が次々と契約打ち切りになり、派遣会社からクビを切られる人間が多数出たのです。
当時は正社員であろうが、リストラの嵐だったので、致し方ないところもありました。
景気に左右されるところが、アウトソーシング系技術派遣会社の欠点と言えます。
現在は、人手不足で売り手市場なので、景気は良いと言えます。
これからの派遣業界
繰り返しになりますが、今現在では人手不足が顕著になってきており、派遣業の業績は右肩上がりです。
エンジニアは常に不足しております。
特に現在ではIT関係のエンジニアがオススメですね。
未経験からの転職方法
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まずは行動することから初めて見ましょう。
自分の人生を変えるのは、自分の行動からですから。