私はこれまで多くの電化製品を直してきました。
一応、エンジニアなのでこういうことが好きでもあり、面倒でもあります。
この記事では、我が家で修理したパナソニック製インターホンを例に、修理方法を紹介していきます。
多くの方は同じ方法で直っているので、型式は違っても、修理方法は同じことが多いです。
また自分で修理できない人向けの内容も紹介していますので、自分に合った対処方法を選択してください。
【パナソニック】インターホン故障時の対処方法は以下の3つ
対処方法は、以下の3つです。
- 自分で分解して修理する
- 自分で新しいインターホンを購入して交換する
- 電気屋さんにお願いする
1つずつ説明していきます。
自分で分解して修理する方法
我が家で使用しているインターホンの型式
親機(家の中) ・・・WQD201W (National製)
子機(家の外) ・・・WQD001A (松下電工株式会社)
パナソニック製ですね。 約12年使用しました。
症状を確認しよう
- 外からインターホンを押しても、外のインターホンは音が鳴らない
- 家の中は音が鳴り、モニターも映っているが、外の声が聞こえない
- 家の中から話しても外に聞こえない
はーい。〇〇です。・・・。あれ、反応が無いわねぇ。聞こえないのかしら。
このような具合でした。
ほとんどの場合は子機が原因
結論から言うと、多くの場合は子機のスピーカーが原因です。
もちろん、配線の断線や親機故障の可能性もありますが、ここではいちばん可能性の高いスピーカーを交換して対策する方法を紹介します。
インターホンの子機を外して分解しよう
最初に、最下部のネジを緩めます。もちろん、機種により違います。
ネジを緩め、少し上に持ち上げると外れます。
線が2本接続されていますのでドライバーで外しましょう。
確かどちらに接続しても良かったと思います。
まぁ、戻す時は元通りにすれば間違いないでしょう。
本体の分解ですが、ネジを4本外します。
赤と白の線が接続されている、中央にある丸い物体がスピーカーです。
防水と思われるシートが破れています。
左下にある、マイク(黒い丸いもの)もシートが破れています。
この2箇所は外部に近いので、痛みやすい箇所です。
防水機能を果たしていませんね。
12年も経ってるので仕方ないですね。
コネクタを外します。配線をそっと引っ張ると外せます。
スピーカーが痛んでいる感じがします。
スピーカーを購入しましょう。
実は交換用のスピーカーがないと始まりません。
この部品で問題ありません。1000円弱です。
しっかり梱包されて届きましたので安心です。
このような商品です。
半田ごてを使用して、先ほどの線を外して、新しいスピーカーに付け替えます。
赤が+ 白がーです。
そして、何らかの防水カバーをする必要があるので、サランラップを使用します。
ついでに、マイクも防水し直しましょう。
まぁ適当に巻きました。
元に戻して組み立て、屋外に設置します。
直った!と言いたいところなんですが、実は直らなかったのです。
スピーカー交換をしてもインターホンが直らない方へ
簡単に直せると思っていました。
何故自分のインターホンは直らないのか。
正直諦めかけていました。
最後の手段で、手あたり次第、再半田を実施しました。
半田って、見た目には付いているようで、ひび割れしていることがあります。
12年経っているので、半田が経年劣化している可能性を考えました。
再半田をした箇所は、下記のようなところです。
ランドが大きい箇所だけ実施しました。
チップ部品は再半田していません。
動作確認をしたところ、奇跡的に直りました!
これで直らなかったら、新しいのを買おうと思っていたので良かったです。
ただ、半田はそこそこワッテージの高い半田ごてが必要です。
20W程度では、温まらないと思います。
私が使用しているものは、温度調節ができる下記のものです。
こういう商品なら、再半田には問題ありません。
自分で新しいインターホンを購入して交換する
親機は100Vを扱うので、電気工事士の資格が必要になります。
ここでは詳細な説明は省きます。
もう買い替える寸前だったので、どれを購入しようか調査していました。
購入を決めていたのは、宅配ボックス連携型です。
- 共働きのため、不在時間が多い
- 共働きのため、子供に受け取らせるのは心配
- 確実に受け取れる
- 髪型や服装を気にしなくていい
- 顔を合わせなくていい
これめちゃくちゃ良くないですか!
我が家にぴったり!
カートにまで入れていたのですが、直ってしまったので次回壊れたときには買い替えようと思います。
少々お値段が高いですが、大活躍しそうですね。
インターホンを押してるのに鳴らないなぁ。家の中では鳴っているようだが・・・